観た映画を忘れないための浅めなブログ

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ルドルフとイッパイアッテナ ねたばれあり


映画『ルドルフとイッパイアッテナ』公式サイト

 


クロマ(本日ルドルフとイッパイアッテナを観てきたけれど、とある対話形式の批評ブログの影響を受けて、同様のやり方で感想を綴りたいと思うわ)

 

帽子(本当すぐに影響を受けるなあ。)

 

クロマ(どうやら本人はやる気満々みたいなようね。まあ、元々感想を残したいという気持ちはあったらしいけど)

 

帽子(映画の内容をすぐ忘れるから、それを防止するための備忘録のためかな)

 

クロマ(そのようね。ではまず私から感想を言わせてもらうけど、第一印象としては日本のCG技術が以前と比べて質が上がっていると思うの。)

 

帽子(え?内容から入ると思ったけど、いきなり映像からなんだね、まあ別にいいけど。確かにボクもそれは思ったね。普段ハリウッド映画を見慣れているからクオリティは低いだろうと予想はしていたけど、案外そうでもなかったね)

 

クロマ(もっとちゃっちい感じかともったけど、猫の毛並みなんかもリアルで特に街の道路や建物なんかは実写と見間違える・・というのは言い過ぎだけど、そのくらい現実へと迫ってきているわ)

 

帽子(まあピクサーなんかと比べると、まだまだ未熟な感じだけど、製作費なんかを比べたら全然いけるね)

 

クロマ(生言ってんじゃないよ。特に都会の町並や高速道路のトンネルなんか日本人が作った日本って感じでグッときたものがあったわ。私そこで感動しちゃった。)

 

帽子(あの見慣れた、無機質だけどどこか暖かい感じがそうだったね。ってそこは別に作り手も涙を誘ってないと思うけど)

 

クロマ(あら。で、ストーリーなんだけど、テンポがゆっくり進んで、別に退屈はしないけどちょっと物足かったわ。)

 

帽子(まあ子供向けだから、そこは仕方ないよ!でも、尺を考えるともっと内容を濃くできた気もするけど、これでよかったんじゃないかな。)

 

クロマ(そうかしら。まあ、あらすじとして、物語を3部構成のよくいう序破急で考えると、岐阜県、東京都、岐阜県・東京都って感じかしらね)

 

帽子(どういうことなの?!)

 

クロマ(季節は春、岐阜県でりえと一緒に暮らしているペットのルドルフが登場。外の世界に興味津々だったルドルフは習い事に出掛けたりえの後を追って初めて家の外へと出たのね。)

 

帽子(さらっと無視されちゃった! でも、右も左もわからないから、すぐにトラブルに巻き込まれ、誤って東京行きのトラックに乗ってしまった。)

 

クロマ(そこが運の尽きだったわ。あそこで家の外に出ずに踏みとどまったら野良として生きていくことにはならなかったのに。)

 

帽子(で、舞台が東京に移って、偶然周囲から恐れられている一匹狼で野良猫のイッパイアッテナと出会ったのよね。)

 

クロマ(私はそこで見ず知らずのルドルフにあんなにも親切に接するイッパイアッテナがなんであそこまで恐れられていたかよくわからなかったわ。)

 

帽子(まああそこは自他に厳しい性格の猫だから、周りも取っ組みにくかったんじゃないかな。小さいくせに臆病の裏返しからでたルドルフの強がりが、イッパイアッテナは気に入っただけで。 )

 

クロマ(それでルドルフとイッパイアッテナはともに行動することになるんだけど、外の常識を知らない鳥籠の猫に、食べ物のありつき方や文字なんかを教えるんだけど、事あるごとに教養が無いっていう。)

 

帽子(あ~言ってたね。)

 

クロマ(あれは自分の教養の無さを自覚しているから、ついつい言ってしまうと思うの。)

 

帽子(ソクラテスのいう無知の知ってやつね。)

 

クロマ(そうね、猫のくせに頭いいのよね、猫のくせに。)

 

帽子(猫のくせにってなんなんの。まあいいけれど。)

 

クロマ(猫なのに文字を読めるのよ。まあ、言葉を話せるから、文字を習得するのもそれほど訓練が必要だったわけではなさそうだけど。 )

 

帽子(一年かかって苦労してた場面あったよね!)

 

クロマ(飼い主が教えてたね。渡米するからって置き去りにするイッパイアッテナに野良猫になっても生きていけるように文字を教えるってどういう神経なのかしら。)

 

帽子(そこは突っ込んではいけないところだよ。)

 

クロマ(良心の呵責の発揮どころがよくわからないわ。)

 

帽子(あの飼い主、普通の人とは違った感性の持ち主っぽかったもんね。まあそれは置いといて、町の猫や人と仲良くなっていって、ブッチていうコメディ役の登場。)

 

クロマ(あの猫登場必要だったかな。)

 

帽子(唯一のギャグキャラだよ、ブッチがいなかったら堅苦しい緩和の無い映画になってたと思うな。)

 

クロマ(いや、ルドルフっていう癒しキャラがいたわよね。どこが堅苦しいのかしら。で、あの中国人チックなアクションポーズ、一回だけならいいけど事あるごとにしてたから、ちょっとしんどかったな。)

 

帽子(いや、よかったよ。子供たちはあれみてみんな真似をするんだよ、きっと。まあレイトショーで観たからしけた大人しかいなかったからわからないけど。)

 

クロマ(あの悪役のブルドック、デビルも登場したわね。イッパイアッテナと何やら因縁がありそうな雰囲気出してたけど、たいしたことじゃなかった。)

 

帽子(実はお隣さんでペット同士仲よくしてたのに、イッパイアッテナが野良猫になったとたん、手のひらを返したように態度を変えて、感情を逆なでするようなことばっかり言ってお互い険悪になったんだよね。)

 

クロマ(そうこうして、最初はホームシックにりえのことばっかり考えてたルドルフだけど、東京の江戸川区の下町に馴染んできて野良猫の仲間いりしたわけだけど。)

 

帽子(そうこうしての部分、けっこう長かったよね!町の人から色々なアダ名で呼ばれたり学校に侵入して文字学んだりイッパイアッテナの拠点である神社で夜を過ごしたり、他にも色々あったけど、思いきって割愛をしたね!まあいいっか。で、ある秋の日に、つまり家を出てから半年が経過したってことなんだけど、偶然岐阜県行きのバスツアーのチラシを見つけるんだよね。)

 

クロマ(そこで、ルドルフは世話になった猫たちとお別れすることになる。だって大好きなりえのもとへ帰れるんだから。)

 

帽子(送別会を開いてくれることになったんだけど、そこでルドルフは美味しいお肉を食べたいっていったんだ。)

 

クロマ(いつも余計なことを言ってしまうのよね、ルドルフって。そのせいで最後に上手い肉でも食べさせてやろうと、根のやさしいイッパイアッテナは因縁のデビルに分けてもらいにいくことになる。)

 

帽子(別にデビルのところに行かなくてもそこらへんの精肉店からもらってくればいいのにね。イッパイアッテナの器量ならちょちょいのちょいだと思うけど。)

 

クロマ(それだと単調でつまらないわ。ここが物語の大切な岐路になるというのに、あなたって冷めた人ね。)

 

帽子(なんか、悪くいわれっちゃったよ!)

 

クロマ(まあ、デビルも当然そう簡単には肉は渡さないわ。仰向けに寝転がってゴロゴロすれば肉をやってもいいって言ったくせに、それを実行したイッパイアッテナとの約束を破って、無防備の体に向かって上からのしかかってきたのよね。)

 

帽子(屈辱だったろうに、簡単にデビルのいいなりになるあたり、ルドルフには相当な友情を覚えてたんだろうね。)

 

クロマ(なんとかデビルから逃れることができたけど、隣の飼い主の家だった場所でバッタリと気を失っちゃうことになったわね。)

 

帽子(ルドルフはブッチと親身な体育教師と協力してなんとか助けることができたけど、翌日のバスツアーの集合時間も近づいてくる。)

 

クロマ(結果から言うと、ここで家族で大好きなりえとの愛情よりも野良猫で友達のイッパイアッテナとの友情を選択するのよね。つまり、これが、後でわかるのだけれど、りえ家のペットとして生きていける最初で最後のチャンスだったのに。私ならイッパイアッテナには申し訳ないけど、デビルへの仇討ちなんて考えずに、岐阜へと帰ることを選んだわ。そして、そのあとにほんの少しの間だけ自責の念に駆られてそれで終わりよ。)

 

帽子(あなたも冷たい人じゃないか!)

 

クロマ(家に着いたら、お見舞いの手紙でも1通や2通送ればよかったんじゃないかな。幸いイッパイアッテナはたいした怪我ではなかったわけだし。)

 

帽子(いやいや、獣医にかからないと命が危なかったでしょ。それにそれだと、単調でつまらないんじゃないかな。)

 

クロマ(オウム返しでやり返したつもり?あなたって低知能ね。)

 

帽子(ひどいこというね・・。それでルドルフはデビルの仇討ちに成功して─あの犬実は金づちで、決闘時に池に落ちてしまい、溺れそうになって助けを求める彼に、二度と猫を襲わないって約束させて助けてあげたんだよ─デビルの本音も聞けた。ペットとして狭い空間で過ごすことを強いられているから、鎖から解放されたイッパイアッテナが羨ましくて嫉妬して嫌がらせばかりしてたってね。)

 

クロマ(まあ、デビルも反省したみたいだし、めでたしって感じ。ちゃんちゃん。)

 

帽子(まだ終わってないよ!回復したイッパイアッテナは自分のせいでルドルフが家に帰れなくなったことに責任を感じなんとかして岐阜に帰る方法がないか考えた。)

 

クロマ(そこで気付いたのよ。ブッチの飼い主が経営してる、金物屋に出入りしている軽トラが東名高速を利用しているってことに。)

 

帽子(東名高速に乗れば東京から岐阜まで行くことができるから、ルドルフは無事に帰ることができる。高速道路のことまで知ってるなんてなんて賢い猫なんだ。)

 

クロマ(あいつやっぱりただものじゃないわね。放っておいたら人類の脅威になるかもしれないわ。今のうちに保健所に送り込まないと。)

 

帽子(なんて物騒なんだ! 彼は人間と戦うことよりも共存を望んでるんだよ。)

 

クロマ(そうね、飼い主から見捨てられたのに、人間をそれほど憎んでないあたり、そこら辺の連中よりもしっかりとした理性の持ち主だわ。)

 

帽子(そして、今度こそ別れの時が来たんだよね。そこでイッパイアッテナはかねてから計画してた飼い主がいるアメリカへ行こうという考えを打ち明ける。)

 

クロマ(少年よ、大志を抱けってくさいセリフを吐いてたわね。そういわれてみれば、ルドルフに文字を教えてるときに英語の本を開いていたけれど、それが伏線だったってわけね。)

 

帽子(そのことを知ってブッチとデビルはせっかく仲良くなった友達2人を失うことにとてもショックを受けることになる。)

 

クロマ(デビルなんか大泣きしてたわね。図体はでかいくせになんてナイーブな奴。)

 

帽子(それから、みんなと別れたルドルフは軽トラックに乗り込み、車を乗り継いで岐阜県へと到着する。)

 

クロマ(途中、ルドルフをみて、猫のヒッチハイクか!っていって、助手席に相席させてくれるノリのいいトラックの運ちゃんがいたけど、なんて善人たちだけで構成された映画なんだろうと思ったわね。)

 

帽子(下町の魚屋や給食のおばちゃん、ししゃもをくれるおばあちゃんに、それに親切な体育教師とみんな優しさで溢れていたね。これが子供向けのハートフル映画ってことさ。)

 

クロマ(そうかな。私はそうは思えないわ。なぜかってルドルフは念願のりえのいる家にたどり着いたわけだけど、家に入るとそこには昼寝をしているりえと見知らぬ一匹の猫がいたのよ。)

 

帽子(そう。実はルドルフは一年間ほど行方不明になっていたんだけれど、一年待っても戻らないから、諦めてルドルフと瓜二つの真っ黒くて目の黄色い猫を飼っていたんだよね。)

 

クロマ(私は、うすうす勘づいていたけどいたけれど、やっぱり衝撃だったわ。あれだけりえのことを考えていたのに、りえはルドルフのことを諦めて新しいその猫に同じルドルフという名前をつけて可愛がっていたんだから。人間って残酷ね。)

 

帽子(しょせん、ペットは代替のきく愛玩動物、オモチャが壊れたら、新しいのを買ってもらうのと同じように、命を物と同等に考えているってことなのさ。)

 

クロマ(ハートフル映画って感じで最高ね。)

 

帽子(本当嫌味な人だなあ。あなたもさっき善人がどうとか言ってたくせに。まあいいよ、それでそのルドルフは実はルドルフと同じ母親から生まれたルドルフの弟のルドルフだったわけだけど。)

 

クロマ(りえは諦めてっていったけど、やっぱりルドルフと似たような猫を飼う辺り相当未練があったように思えるわね。ただただ黒猫が好きだった可能性もあるけれど。ところで、名前が一緒だからなんだかややこしいわね。その第二のルドルフをクソガキと呼ぶことにしましょう。)

 

帽子(乱暴な呼び名だね!その弟は兄である(ことは弟は知らない)ルドルフにおじさんだあれ?って問いかけるんだけど、あのおじさんって呼ばれ方がちょっとショックだったなあ。)

 

クロマ(あのクソ生意気な声でおじさんって呼んでくるからなんだか腹が立つのよね。)

 

帽子(それはないけど、ルドルフはお隣さん家の猫のことをおばさんおばさんって呼んでたんだけど、気づけば自分もおじさんって呼ばれる立場になってたんだよ。なんか、へこまない?はっ僕はもうおじさんと言われるような、そんな年をとった猫になってしまったんだってね。)

 

クロマ(まあ、それはあるかもしれないこともないかもしれないわね。そしてクソガキに名前を尋ねられるんだけど、そこでルドルフはイッパイアッテナって答える。ここはこの映画でもっとも好きな場面だわ。あれだけ、何も知らなった一匹の子猫が一年間野良猫として生きる知恵を身に着けて、必死に生きてきたのを知ってるから。立派に成長したんだなあって。)

 

帽子(ぼくもそこは感動した。よかった。)

 

クロマ(うわ、同意されたわ。あなたと同じ感性なら私死んだ方がマシかも。)

 

帽子(すぐに毒づくね! そして、りえが寝言でルドルフって名前を呼んだから、ルドルフはりえの胸元へとダイブするんだ。)

 

クロマ(クソガキじゃない方のルドルフね。)

 

帽子(あそこでりえとの思い出なんかを色々思い出したんだろうね。)

 

クロマ(でも、クソガキはルドルフとりえとの再会を拒むかのように、いらぬ事情を言い出した。この家では2匹も猫を飼えないってことを。)

 

帽子(経済的な事情があるのだろうけど、僕はせっかくりえのもとに戻ってきたルドルフを拒んで、2匹も飼うことはできないからって捨てるなんてこと想像はできないな。おそらく親ももどってきたルドルフを受け入れて可愛がってくれるはずだと思うよ。)

 

クロマ(でも、ルドルフはそうは思わなかった。りえが目を覚ましてクソガキを抱きしめている様子を物陰からみて、それが悔しくて、自分は必要とされていないという現実を受け入れ、家を飛び出しちゃうんだったわね。僕のりえちゃんだ!って言って。)

 

帽子(ルドルフのその決意の胸の内を考えると、やっぱり泣きそうになるね。)

 

クロマ(そして、第二の故郷である東京に帰ってくる。)

 

帽子(イッパイアッテナとすごした神社の床下に戻ったけど、そこには彼の姿があるはずもなく、愛用していた毛布もなくなってた。)

 

クロマ(寂しそうにするルドルフ。ブッチと再会するもやっぱり彼の姿はない。そこに上空に飛行機が通りすぎイッパイアッテナがアメリカに行ってしまったんだと思ったその時、後ろから彼が近づいてくるのよね。)

 

帽子(そう!実はイッパイアッテナはアメリカにいくのをやめたんだ。なぜなら、飼い主が日本に戻ってきたから。)

 

クロマ(アメリカでスキヤキの店をだしたら大当たりして成金野郎になって戻ってきたのよね。私ならそこで上を向いて歩こうを流すけれど。)

 

帽子(イッパイアッテナは元のご主人のところに戻っていたから毛布がなくなってたのか。)

 

クロマ(そして、その成金野郎の豪華な家で夜な夜な野良猫を集め集会開いて大団円、ハッピーエンドって感じかしら。)

 

帽子(なかなか物語の筋を辿ってこう書き記していくのって大変なんだね。)

 

クロマ(時間がすぐに経過していくわ。)

 

帽子(ところで、これで物語は終わってエンドロールへと続いていくわけだけど、この終わり方どう思う?聞いた話によると、原作の絵本通りにまとめたみたいだけど。 )

 

クロマ(私は気に入らないわ。結局、飼い主のエゴに振り回されるのはいつもペット。なんだかそういうことを教訓じみて説教されている感じで。)

 
 

帽子(そうかな。そんなに説教臭くは感じないけどなあ )

 

クロマ(私ならラストはりえが、新しい猫なんて買わずにルドルフのことを待ちわびていて、そして帰ってきたルドルフと感動の再会をする。パパママも一緒になって喜んで、その光景を見ている隣の猫がふふっと幸せそうに微笑んで空へと俯瞰を移していってエンドロール。そこでは、ルドルフとイッパイアッテナとブッチとデビルが互いに近況を手紙に書いて報告しているの。ルドルフはりえと一緒に写っている写真を添えて、イッパイアッテナはアメリカの猫たちのボスになって町を闊歩してる姿を、ブッチは彼女、割愛してたけど可愛い付き合っている猫がいたの、とにゃんにゃんしている場面、デビルは池を優雅に泳いでいるところを描いて、そして終わり。)

 

帽子(それもいいかもしれないけれど、僕はこの展開で満足しているよ。ペットもやはり束縛よりも自由を望む、部屋で飼われるよりも野良猫として自由に街を歩くことができる方が絶対にいいと思うけど。)

 

クロマ(そうは思わないわ。だって家の中で暮らしていたら3食ご飯が必ず出て、寝る場所もあって、天敵から襲われることもない、まるで天国だわ。)

 

帽子(そんなの退屈すぎるよ。家から出れないんだよ。一生窓の外を眺めたまま、家以外の世界を知らずに死んでいくなんて苦痛以外の何物でもない。)

 

クロマ(私は衣食住が確保されているなら自由なんていらないわ。生きる形はいくつもあるの。知ってる?猫は起きている時間よりも睡眠時間のほうが長いのよ。これってどういうことだかわかる?)

 

帽子(さあ。)

 

クロマ(それはつまり、猫たちは現実も寝てみる夢も同じくらいの価値があることを知っているのよ。生きているから楽しいことができるんだ、寝てるなんて勿体ないというならば、生きているから寝ることができるんだ、楽しむことなんて勿体ないともいえるのよ。)

 

帽子(意味わかんない)

 

end~